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矯正治療Q&A

歯並びが悪くなるので、「親知らずを抜くように」と言われました。

矯正治療
Q、歯並びが悪くなるので、「親知らずを抜くように」と言われました。
別な歯科医では、問題が起きるまで「抜かなくてもよい」と言われました。
どっちが本当なの?

A、水平智歯(横になった親知らず)は前方の歯を押し出して歯並びを悪くしたり、一部だけ露出することで噛み合わせを悪くします。
それが身体全体の不調に結びつくこともあります。歯科医師は、親知らずが存在悪なのは周知してますが、何故、抜歯を勧めないのでしょうか?
それは親知らずの抜歯はほかの抜歯と比べ腫れたり、痛みが出たりするので、敬遠するためです。
「抜かなくてもよい」と言った先生は、親知らずの抜歯が出来ないか、腫れたり痛みで、下手と思われたくないからです。
上手な歯科医師は腫れや痛みを防ぐため、点滴をしたり、不安感を取り除く笑気や静脈内鎮静法をしながら抜歯します。
そのような処置が可能か、相談してみてください。

水平智歯(横になった親知らず)は放置してても構わない、というエビデンスはありません。
10代でも親知らずの存在が確認されたら、将来的に歯並びに悪影響を与えるのは必至です。
それと、智歯に問題が起きた時というのは、解剖的に顎下リンパ節に近いため、腫れ、痛みも激しく、口も開けられなくなる場合もあり炎症が収まるまで長期化しますので、すぐに抜歯は出来ません。

"智歯は確認したらすぐに抜歯"すべきです。
当院では、今現在歯並びがキレイであっても、将来噛み合わせや歯並びを乱す危険性がある場合は、症状がなくとも抜歯を推奨します。